缶のナカミ。2缶目。

日々の記録。過去同名で書いてましたが諸事情で再開したので2缶目。

サイバネ考察……という名の妄想あれこれ――人物編

容赦なくネタバレしてます。
妄想と考察入り混じってる上にめちゃくちゃ長くなります。長くなりすぎたのでまずは人物編から。

 

 

 これまでのサイバネシリーズ

まずは作品発表順にサイバネの世界と登場人物を振り返ってまいります。
というわけで1作目

 

 Cybernetics Wars~機械仕掛けの反逆者~

近未来を舞台に人類への反逆を企むアンドロイドと彼らを追う捜査官たちの物語(公式より)


この頃はこんなにシリーズの続く作品とは誰も予想していなかったので、ドラマパートの部分も少なければ作品の情報量も少ないです。が、拾える範囲で。

 

まずはアンドロイドチーム。

ロイ(恭二)
  • 最新軍用アンドロイドであり反乱軍リーダー
  • 『人間を支配する神になる』と宣言し、『人間からアンドロイドを自由にする』ために戦いを起こす。
  • ノリスに動きを封じられたところをカイに破壊される。
  • 作中での目の色は赤。

ノリス(みのり)
  • かつては人間(謎の少女?)と幸せな生活をしていたが序盤はその記憶を失っている。
  • ロイの命令により衛星レーザーをハッキングし、都市の狙撃をいつでも可能な状態にしながらもその情報をエンドーにリークする。
  • その行為がロイに知られ、彼を止めようとするも内通を理由に機能停止寸前へと追い込まれる。
  • かつての記憶を思い出し、カイと戦闘中のロイの動きを封じ彼とともにカイに破壊される。
  • 作中での目の色は黄緑。

エル(ピエール)
  • 人間とアンドロイドの共存を望む。
  • ロイの説得を試みるもロイをかばってレッカに破壊される。
  • 作中での目の色は黄緑。


続いてK.G.Dチーム

カイ(タケル)
  • K.G.D所属(サイバネ道流さんのカードから判断するとおそらく)新人捜査官。
  • レッカとはライバル同士。
  • ロイとノリスを破壊する。

レッカ(漣)
  • K.G.D所属(サイバネ道流さんのカードから判断するとおそらく)新人捜査官。
  • カイとはライバル同士。
  • エルを破壊する。

エンドー(道流)
  • K.G.D所属。捜査官。
  • カイとレッカの先輩であり上司。
  • ノリスとは協力関係にあった。
  • 演者である道流自身は24歳ですが、作中でレッカに『オッサン』と呼ばれているシーンがあるのでエンドーの設定年齢はもう少し上の可能性有り。

 

ご覧のとおり情報が少ないですね。仕方ありません。
お話の流れとしては、ロイの野望を阻止すべくK.G.Dが立ちふさがり、彼らの活躍によりそれは散ってしまう……というこの時点ではわりと単純な構図です。
あと余談ですが、どうもサイバネシリーズは単発ではなく連ドラシリーズのようです。

 


それでは続いて2作目を振り返ります。

Cybernetics Wars ZERO~願いを宿す機会の子~

世界で初めて感情を持ったアンドロイドと、あることをきっかけに彼と出会った人間が織り成す、運命と友情の物語(公式より)

時系列で言うと1作目よりも過去になります。
こちらは投票によって決まった続編イベント、CD発売の特典付きということもあり1作目よりもお話がかなり作りこまれています。
それではドラマCDでの情報も含めつそれぞれの人物について拾ってまいりましょう。

 

アルサイバー社
  • 民間アンドロイド研究企業。ケヴィン・イーサンが所属。

ADAM(旬)
  • 『世界で最初の感情を持った自律型アンドロイド』
  • 主な開発担当者はケヴィン・イーサン
  • 捜査中のリクに偶然出会い、彼と触れ合う中で感情を成長させ親友となる。
  • リクがADAMとの初対面時に彼を『人間』と勘違いしているため、彼以前には人間に酷似したロボットもしくは人間とスムーズに会話できるアンドロイドが存在していなかった可能性有り。
  • ケヴィンの手によりかつてのバリィに似せて作られている。
  • イーサンによって組み込まれた戦闘コマンドによりケヴィンを殺害しようとするも失敗。ケヴィンをかばったバリィを殺害し、リクを攻撃。
  • 腕部に開発者であるケヴィンにも覚えのないAIチップが搭載されている(戦闘コマンドはそこに組み込まれていた?)
  • 戦闘コマンド暴走の結果、街でも暴れ、破壊命令が下される。
  • 他のメカのプログラムを書き換えることで暴走を止めることができる。
  • 人とアンドロイドの友好的な未来を願いながらも、自らのプログラムは書き換えられない事を理由にリクに人とアンドロイドの未来を託し、リクの手で破壊される。
  • 作中での目の色は赤。

 

ケヴィン(圭)
  • アンドロイド開発者。ADAMのAI設計を担当。
  • バリィのかつての親友。過去に何かがあったらしく、彼を殺したと思い込んでいた。
  • ADAMは彼にとっての『希望』であり『人間を救う為に製作した』とのこと。
  • アンドロイドに感情は必要であると考えている。
  • リクとの初対面時に彼が警察官だと知った上で『協力者?』と特に焦った様子や疑う様子もなく問いかけているため、バリィからラボに提供されていた資金が裏金であったという事実を知らなかった可能性有り。
  • イーサンの手により殺害される。
  • 死の直前にADAMのデータとバリィの裏口座と『未来』をリクに託す。

イーサン(翔真)
  • アンドロイド開発者。主にハード面でADAMを支えている。
  • アンドロイドに感情は不要であり人間が管理すべきものと考えている。
  • ADAMに秘密裏に戦闘コマンドを組み込み、ADAMにケヴィンを殺させようとするも失敗。
  • そのため自らケヴィンを殺害。
  • ADAMによって左腕をなくしたリクを改造する。
  • ADAMの邪魔(ADAMがリクを正気に戻したこと?)は彼の誤算だったものの『ケヴィンのおかげで完璧なデータが手に入った』といい、その『貴重なデータ』を持ったまま『次のプロジェクト』の為に逃走。
  • 次作(サイバネ2)終盤にて彼らしき人物がケインに接触したとの目撃情報がハッピーからキースに伝えられており、2でも黒幕として暗躍していた可能性がきわめて高い。

 

リク(冬馬)
  • サイバー対策課所属の警察官(なお、制服はK.G.Dの物に酷似しているものの作中にK.G.Dの呼称がなく制服のロゴもP.G.Dとなっているのでこの頃はK.G.Dという組織自体がない可能性が濃厚)
  • バリィによると好奇心旺盛でありしぶとい性格。それらは彼の長所であり短所。
  • バリィの不正を捜査している最中にアルサイバー社へと侵入し(?)ADAMと出会う。
  • ADAMと触れ合ううちにADAMと親友になる。
  • またこの間に『いつか本物の花を一緒に見に行こう』と約束していた(彼らの住む時代では環境汚染が進み、本物の自然の花を見ることが難しくなっているとのこと)
  • 戦闘コマンドにより暴走したADAMに負傷させられる。
  • イーサンによって左腕を義手にされるも『君の体は最先端技術の結晶』『ヒトと機械を融合し人類を超越した存在『いずれアンドロイドを束ねる王にすらなれる存在』とのイーサンの発言から改造部分は左腕だけではない模様(実際、この改造後と思われるシーンでは彼の左目は赤
  • 融合された部分の能力はロイと同じ。とのこと。
  • 『左腕に組み込まれたプログラム』に操られADAMと殺し合いをさせられる。が、このプログラムをADAMが書き換えることにより正気へと戻る。
  • ADAMの願いにより彼を破壊。
  • ケヴィンからバリィの裏金の口座とADAMのデータを受け取り、エンドーに相談したいことがある…と電話をかけるシーンで劇中劇は終了。
  • なお、この電話時の話し方からするとこの『エンドー』は少なくとも先輩ではないと思われる。

 

バリィ(荘一郎)
  • サイバー対策課課長。警察官。
  • 不正で得た金は『法では裁けぬ悪を滅ぼすため』に使っている。とのこと。
  • アルサイバー社ラボへの資金提供もその一環とのこと。
  • 自分の所業が明るみに出れば、ADAMも無事ではすまないとリクの告発を思いとどまらせる。
  • ケヴィンのかつての親友。ケヴィンにはそのことを隠していた。
  • 戦闘コマンドの存在は知っていた様子はあるものの、イーサンから連絡を受けた時の慌てようからするとそれがADAMに組み込まれ標的がケヴィンになるのは彼の想定外の出来事だった模様。
  • ADAMからケヴィンを守り死亡。
  • 過去に『何か』からケヴィンを守れなかったらしく『今度は守れた』と言い遺す。

 

とたんに情報量が増えました。さすが2作目です。気合の入り方も違います。またドラマCDにて『視聴率がよければ続編があるかも』との話がありました。
続編できたから視聴率よかったんだね……
この時点で運営側に続編の計画があったのかどうかは定かではありませんが、サイバネ2を踏まえた上で見ると、2に繋がりそうな部分が散見されます。

散見されますがそれは後に回すとして、最後は現在イベント開催中の3作目を振り返ります。
完結編につながるいわば転の部分だけあって話は過去最高に複雑・情報量もとにかく多いです。拾い集めた情報が文字だけでA4の紙1枚ビッシリ埋まるとかPちゃん思わなかったよ……

 

 Cybernetics Wars 2~希望を繋ぐ解放者(リベレイター)~

ロイの反逆から2年。反逆者の意志は受け継がれ、新たなる憎しみの連鎖が生まれる。過去から繋がれた希望はいかなる未来へ進んでいくのか。(公式より)

ZEROから1までの時間経過は明らかにされていませんが、2は明確に1の2年後と確定されました。あれこれ言う前にまずは各登場人物をまとめていきましょう。

 

ソル(英雄)
  • K.G.D所属捜査官。輝の増刊号にて『戦闘員』と称されているのでロイ達の反乱を機に戦闘専門部署が作られた可能性も有り。
  • 2年前のロイの反乱時にアンドロイドによって目の前で家族を殺される。そのためアンドロイドに強い復讐心を持っている。
  • 同じくアンドロイドに強い憎しみを持つブラッド・ケインと同チームであり、その熱心な仕事っぷりは他チームからもやりすぎと評され、はぐれ者として扱われているらしい。
  • 右腕は義手。
  • ケインを撃ち警察に追われていたところを、彼をK.G.Dと知らなかったハッピーに助けられ、反乱軍の元へ。
  • そのまま囚われ、反乱軍の雑用をしながらしばらくの間行動を共にする。
  • アンドロイドの暴走の原因である『暴走ウイルス』の出処が人間であるとキース達に教えられ、その出処を抑えるためにキースとともに黒幕のアジト(?)へ向かう。
  • 暴走したキースに義手を破壊され、アレックスと共に逃走。何者かに救われ『ADAM』の刻印の入った新たな義手を付けられる。
  • なおこの際に『K.G.Dの制服を着た男?』を朦朧とする意識の中で目撃するも詳細は不明。
  • 作中終盤、新たな義手には暴走ウイルスを無力化する力があるらしいことが判明。その腕を使って人とアンドロイドの戦争を止めるため、アンドロイドも生きているとキースと共に証明するため、彼らとの共闘を決意する。

 

キース(類)
  • 反乱軍残党のリーダー。ロイを様付けで呼ぶ。
  • 軍用モデル。
  • 基本動作テスト段階でブラッドの身体能力を上回り、戦闘モードではK.G.D3名を圧倒する身体能力。
  • 戦闘モード時の目の色は青。
  • エンドーの報告書によると同特徴はロイにもあった。とのこと。
  • K.G.Dとの戦闘を終始有利に進めるものの、思考にすら干渉することのできる『王様』と呼ばれる何者かには逆らえないらしく、K.G.Dとの戦闘を半強制的に中断される。
  • アンドロイドの暴走の原因が『暴走ウイルス』であることを突き止め、その出処を抑えるべく、暴走ウイルスに対するワクチンをインストールして捕らえていたソルと共に『黒幕』の元へ向かう。
  • しかし『黒幕』のアジト(?)でケインによって感染させられた暴走ウイルスにはインストール済みのワクチンプログラムは効果がなく、ケインと同様の反応を起こし暴走。
  • 暴走時はADAMと同様『toeten』と呟く。
  • 暴走中はケインと共に人間を襲う。アレックスに鎮圧され、ソルの義手のプログラムによって回復する(この際に『未来を、託す』という何者かの声が聞こえたとのこと)
  • アンドロイドにも感情があり生きている、と言うことを証明し真の自由を勝ち取りたいと思っている。そのためにはソル(の腕)が必要だと協力を要請。
  • ケインのやり方はアンドロイドが無駄に傷つくだけだと否定的。

 

ブラッド(朱雀)
  • K.G.D所属捜査官。
  • ソル同様ロイの暴走時に大切な人をアンドロイドによって殺されている。
  • そのためアンドロイドに強い憎しみを持っている。
  • 両腕は義手。
  • ケインの最初の暴走時にソルに疑いの目を向けケインを保護する。
  • 革命軍として行動を開始したケインを『もう戻れない』と判断し、自らの意思でかつての上司であるケインを破壊することを決意。

 

ハッピー(幸広)
  • 元家事サポート用アンドロイド。
  • キース曰くポンコツ
  • 旧型・メンテも不十分・インストールした軍用アプリにメモリが圧迫され処理能力に難有り。
  • そのため、アンドロイド側で共有された情報リストの受け取りが遅れ、ソルとキースが出会うきっかけを作った(なおその際、警察とK.G.Dを呼び分けているため警察とK.G.Dは別組織の可能性もしくはK.G.Dは警察から分かれた組織の可能性有り)
  • それでも家事アプリ=アイデンティティなので削除はしないらしい。
  • (たぶんこの作品の癒しポジション)
  • 何らかの不具合があったらしく、それを理由にユーザーから捨てられたとのこと。
  • キース同様暴走ウイルスによって暴走するも、アレックスとソルによって回復させられる。
  • カード上での目の色は赤
  • その後ケインがイーサン人間と接触していたとの情報をキースに伝えるもその最中に通信途絶。

 

アレックス(雨彦)
  • ソルをキースとハッピーの暴走から救う。
  • 型番:EX-1031。EXはEXECUTION(=処刑)の意であり、暴走機の鎮圧・破壊を目的として製作された強固なセキュリティを持つ完全独立スタンドアロン機。
  • そのため暴走ウイルスにも感染しないとのこと。
  • 確かに対アンドロイド機ではあるが、人間の味方でもないとのこと。
  • 暴走するキースとハッピーをソルと共に正気に戻す。

 

ケイン(輝)
  • K.G.D捜査官。ソルとブラッドの上司。
  • ロイの反乱時に妻と娘をアンドロイドに殺されている。
  • 作中中盤にて、捜査中突如苦しみだしソルを襲撃する。
  • その際にできた傷から実はアンドロイドだったということが判明。
  • ブラッドによりK.G.Dに一度は保護されるも逃走。
  • 黒幕のアジト(?)にてソルたちと再会。
  • 『人間を根絶やしにしよう』とアンドロイドに呼びかけ、キースとハッピーに暴走ウイルスを感染させる。
  • ソルの義手の能力は効果なし。
  • 本人曰く『自分の意志で戦っているのでこれは暴走ではない』とのこと。
  • 人間と戦う理由は『“人間に弄ばれていた事”に対する復讐』
  • 家族を失った痛みさえまやかしであることに耐えられず、世界を壊すことを決意したとのこと。
  • ソルとキースの前に一度は敗北するも『革命の狼煙は上がった』と逃走。
  • 戦闘の敗北時に『あの人』と発するも詳細は不明。
  • 逃走後は人間に敵対するアンドロイドを集め、革命軍を組織する。
  • 作品終盤にてイーサンらしき人物と接触したとの目撃情報がハッピーによって反乱軍へと伝えられている。

 

 長いですね。ややこしいですね。
とりあえず今作で一番驚いたのは輝の役回りではないでしょうか。大丈夫ですかね輝Pさん。315世界の輝のヲタク死ぬんじゃないのこれ。
というのはさておき。完結編の製作が決定したサイバネシリーズ。おそらく完結編はイベントではなく掲載が予告されているゲーム内コミックで……となりそうな予感がしますが、本題はここからです。

もう既に打ち込むのに疲れ始めていますが書いてる人は書きたくて仕方ないんだから仕方ない。
とはいえさすがに前置きが長くなりすぎたので一度ここで締めます。
続きは次の記事にて。